こんにちは悠です。
不動産仲介業者で働いて6年です。
ご来店いただくお客様の中にはペット飼育したいという方も少なくないです。
そんな方々には大変悲報になってしまいますが、お伝えします。
ペット可で賃貸を探したことのある人は分かると思いますが
ペット飼育物件はめちゃくちゃ少ない!

比喩でも何でもなくリアルに半分以上同じ家賃帯でも消えます笑
猫を飼育希望される方はさらに減ります。。
探している方で不満が多いのは
ペット飼育可能なのに猫は飼育出来なかった!
こういう事は割と頻繫に起きたりします。
何故こういう事が起きてしまうのかを今回は解説していきます。
その他お部屋探しについては下記の記事を参考にしてください。
フリーランス向けはこちら
では、いきましょう。

猫飼育可能か掲載されない理由は管理会社と仲介業者の怠慢です。
多分、こう考えている方多いですよね?
全くその通りです。
理由として2つほどあげられます。
1.管理会社側が記載をしない
現在多くの不動産管理会社では、仲介業者ならどこでも見ることが出来る物件流通サービスがあります。
流通サービスにも一般の人が見ているような入居条件が記載されています。
その記載箇所にはペット飼育条件を記載する欄がキチンとあるのです。
あるのですが、多くの管理会社はペット相談可のみか、飼育可能でも条件は都度相談というかたちにしてあるので記載自体がされていないのです。
そうなってくると仲介業者側も猫飼育できるかどうかわからないので自社データに猫飼育可能か載せないのです。
2.仲介業者がデータの更新をしていない
始めたばかりの仲介業者ならまだ話がわかりますが、何年も同じ地域でやっている仲介業者であれば猫が飼育できるかどうかなんて一度聞いているはずなので知らないわけないんです。
条件はそうコロコロ変わらないので一度聞いてデータに反映させればいいのですが、仲介の営業マンはめんどくさがりがものすごく多いのでそんなこともしないのです。
自分が覚えていればそれでいいと考えているのがどれだけ多いか・・・
前営業マンがきちんと反映すればわりとすぐに猫飼育可能かどうかのデータは埋まると私は思うのですが遠い話になりそうです。

そもそも、なぜ猫の飼育が厳しいのか?
普通に考えると犬のほうが身体も大きく鳴き声もデカいので、犬の方が敬遠しがちと思います。
猫の方が敬遠されてしまうのは家主側がこのような心配をするからです。
- 内装を傷つけやすい
- 匂いが臭い
- そもそもしつけが犬より難しいから近所迷惑になりやすい
内装を傷つけられるのが家主にとって一番厄介なのでここが一番敬遠される由縁ですね。
猫に限らずしつけのしていないペットの退去時の内装を見るとほんとに泣きそうなくらいひどい時があります。
そうなってくると修繕費で住んでいた分の家賃が吹っ飛んでしまうこともザラにあるので、それをみた家主は猫飼育は今後受けたくないという気持ちになってしまいます。
なので余計に猫飼育可能な物件が減ってしまうのです。
猫飼育したい場合は初期費用も高くなるので注意
猫飼育する場合は初期費用はかなり高くなる可能性がありますので注意が必要です。
例を挙げると
- 敷金(保証金)が1〜3ヶ月分増額
- 償却が全額償却+故意過失は実費負担に
- 家賃が2,000円〜5,000円程度増額
こんな感じに条件変更になったりします。
敷金の増額が一番多いのですが、体感で犬は1ヶ月、猫は2、3ヶ月の増額が多いです。
その他の交渉も厳しくなる
初期費用を安くする方法を耳にする機会があると思いますが、ペット飼育時に関してはわりと条件交渉は厳しくなったりします。
仲介手数料、火災保険料、24時間サポートなどは仲介業者都合が多いので安くできたりはしますが
家賃、敷金、礼金、フリーレントはペット飼育時だとかなり厳しくなる傾向があります。
逆に増額してくれと呼ばれるくらいなのでこのあたりを覚悟していた方が良いです。
時間をかければ見つかるチャンスはあるのでなければ待ちましょう。
急ぎでないなら、とりあえずは待ちましょう。
余程相場から条件が外れていなければ数年くらいで見つかることが多いです。
私も紹介されたお客様の部屋を見つけるのに1年かけたこともあります。
一月に一回はポータルサイトを見るようにしましょう。
見つからなかったら仲介業者に
「今空いてなくてもいいから希望に合いそうな物件はないか?」
と尋ねてみるのもありです。
ただし、電話、メールなどはNGです。
そんなことをしても帰ってくる可能性はほとんどないので。
直接、来店して尋ねてみましょう。
おそらく嫌そうな顔をされると思うので
「希望に合う物件が空いたら申し込みします」
こんな感じで申し込みを匂わせておけば少しはやる気になってくれるはずです。
長い時間をかける扱いが雑になっていくので2、30分で切り上げましょう。
こうすれば見つかる可能性が上がります。
面倒でなければ近くの仲介業者を3件ほど回りましょう。
ミニミニ、ホームメイト、エイブル、その他地場の仲介業者
この辺をみておけば大丈夫かと思います。
全国展開の業者はその業者でしか取り扱えない物件が多数あるのでそういう物件を拾うためです。
ここで、見つかればよし、見つからなくても情報は入手できるという具合です。
仲介業者を回れば、一社くらいはまともなところはあるはずなのでそのリサーチができるのも一つの利点です。
猫飼育について解説しましたがいかがだったでしょうか?
参考になれば嬉しいです。
それでは、またお会いしましょう。